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大場 小都美(おおば さとみ)さん

金沢での調理人生活を経て、2016年8月、奥能登の海岸線を望む県道35号線沿いに移住し、ライダーズ向け宿泊施設を開業。併設のカフェでは豊富な食事メニューに加え、ドリンク、スイーツ、アルコールも提供。能登の海の景観に自らも癒されながら、海とバイク旅を愛する人々を迎えている。滞在中に楽しんでもらえるマリンレジャーの充実計画も進行中。

ライダーズマリンベース「PEACE(ピース)」:
〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町越坂1-1-5
TEL.0768-74-0566
カフェ営業時間:11:00~20:00(宿泊の方は20:00以降も利用可能)
定休日:毎週月曜、第4日曜(月曜が祝日の場合は営業、翌日休)
ウェブサイト https://www.tomi3peace.com/
フェイスブックページ @PEACE-ライダーズマリンベース

20代からの夢はフランス田舎料理の店

金沢生まれの金沢育ちです。料理の道に進みたいと勉強して、19歳で金沢駅前の都ホテルに就職しました。そこではフランス料理が専門で、いつかフランス料理のお店を出したいと20代の頃から思っていました。それも高級なイメージの店じゃなく、フランスの田舎料理、郷土料理の「おふくろの味」。そういう安価なフランス料理店を出す夢を持っていました。

料理人の仕事と子育ての両立。夢はいったん封印

でも家庭もあるし、子どもが3人。離婚もして必死に働かないといけなくて夢は封印。子育てをしながら料理人を続けました。日々もう大変な思いをして、でも料理は好きだし、諦めたくはなかったんです。 料理の仕事は35年間近くずっとやってきて、フランス料理だけじゃなく、イタリア、スペイン、バリ、いろんな国に美味しい料理があるのでそれらも研究し、フランス料理だけにこだわらなくていいなという思いに変わっていきました。

長年頑張り続けた母の夢、実現へ娘が後押し

今、私56歳で、娘たちはみんな立派に育って自立しています。「自分もやっと落ち着いたかな」と思った50歳過ぎの頃に、娘が私に言ったの。「ずっとやりたいことあったんでしょ。おつかれさま」って。「夢中で頑張って仕事してきたんだから、もう自分の好きなことをすれば?」って。そう言われて、「あっ、やりたいこと、あったわ」って気が付いた。
私がずっと諦めていなかったのを娘たちは知ってたのね。それを言ってくれて、「あ、いいんだ?」と思えるようになった。私は娘たちが商売を始めるときも、「自分の力でやりなさい」と資金の応援は一切、一円も出さなかったのね。だから、「私も好きなことを、好きなようにやらせてもらうからね」と、自分一人でやろうと決意しました。

なぜ能登へ? 能登の海が大好き

私には趣味がたくさんあって、その中から年齢と共にだんだん絞られて、一番の趣味で残ったのがバイク。もう一つ子どもの頃から変わらないのは、海が好きなこと。能登の海には子どもの頃からよく来ていて、素潜りでサザエを採ったりしてました。
いまでも能登の海を見ていたら、心休まるし、癒されるし、パワーを貰える。悲しい時も、「こんなことぐらいで、悲しんでる場合じゃないやん」って力をもらえる。母なる大地っていうけど、母なる海って思うんです。とにかく海が大好きで、1日中でも海を見ていられる、海に入っていられるっていう海好き。
もともとの夢は、料理を作るカフェレストランをやりたいと、20歳代から思ってた。でもそういえば、「お泊りがあったらいいな」とも思ってた。どうせやるなら、自分のやりたいことを全部やりたい。泊まれるライダーズハウス、“ライハ”も一緒に併設しようと決めました。

バイク乗りにとって、能登はたまらなく魅力的

県外のライダーたちには能登のファンが多い。みんな能登が好き。なぜかというと、まず信号がほとんど無い。だから走り出したらずっと走っていられる。バイクはそこが気持ちいいわけよ。しかも、海が見えたと思ったら山に上がり、アップダウンやカーブがあって、細い道に入ったり太い道が開けてきたり、道が面白い。そこも魅力。そして、きれいだから停まって景色を見たり、美味しいものも食べたいでしょ。そうすると、1日では能登半島は周りきれないんです。
私も昔よく、金沢から走りに来たのね。県外へももちろん行くんですが、能登にはよく来た。それは、美味しいものを求めに。限定の焼酎、能登のハチミツ、赤崎のイチゴ、能登の塩、美味しいものがいっぱいある。それを買いに来る。そしてやっぱり景色がきれい。
ライダーたちは海が見える沿岸沿いをずーっと走りたいのよ。すると、1日では一周できないの。私も何回も挑戦したけどやっぱり先端の辺りで、「うわぁ、もう3時だ、4時だ」って慌てて昔の能登有料道路、今ののと里山海道に出て、半島の真ん中を突っ切って帰る。
だから、「先端で泊まれる場所があったら、次の日は残り半分をまた楽しみながらゆっくり回れるな」と、ライダー目線で若い頃から思っていたの。

海外移住も考えた。そして能登の海を選んだ

実は子どもたちに「好きな事していいよ」って言われたとき、バリ移住も考えたんです。私は海が好きで、昔スキューバやサーフィンもやってた。バリはサーフィンができるんです。
でも、ハワイでもバリでも、年間通していつ行っても同じ海なのね。もちろんきれいな海なんだけど、同じきれいさ、同じ魚。海中も海面も、どこもかしこもいつ行っても同じなわけよ。
能登は違う。四季折々の顔があって、海の底の生き物も違う。食材としても、冬の美味しい魚、夏の美味しい魚といろいろある。季節ごとの魅力があって、「やっぱり能登はいいわ。能登好きだわ」と思った。能登の海って、私にとっては格別なのね。
それで、「海外移住じゃなく、能登に決めよう」って。

物件探しに2年半

でも、この場所を探すのに2年半かかった。最初は一人で探して、次は能登出身の友達が金沢に大勢いるから、ご実家の近くに空き家が無い?とか個人的にいろいろ聞いて回ったけど、なかなか無かった。絶対に妥協したくない条件が5つあったのね。
1つは、海が、目の前にあること。
2つ目、国道沿いか県道沿い。誰もが分かりやすく、行きやすい場所。
3つ目、隣に民家が無いこと。バイクのエンジンの音がするから。
4つ目、駐車場がいっぱいとれること。
5つ目が、カフェとライハが両方できること。これが一番難しかった。空き家がいっぱいある中、「ガレージとか倉庫でもいいよ」って条件を広げて探したんだけど、なかった。
そんな頃に、能登町の移住促進協議会で森ちゃんと出会った。森ちゃんも金沢からの移住者で、海が好きなのも同じ。共通点があって、海が好きな気持ちを分かってくれる応援者が現れた。「一緒に探して」と、集中して探し始めた。

熱弁でバイクへの偏見を跳ね除け、理想の物件に出会う

それでも最初は役場の反応が悪くて、どうやらバイクに対して、やかましい、行儀が悪い、周りの住民が嫌がるだろうという決めつけで腰が上がらないらしい。「そら、あかん。挨拶させて」と役場に行きました。「若い暴走族がブンブン来るイメージがあったのかもしれないけど、団塊世代の50~60代って、子どもたちの手も離れ、昔乗っていたバイクにもう一回乗って、いろんな所をゆっくり旅して美味しいものを食べて、っていう走り。そんなおじちゃんおばちゃんたちで、能登へバイクで来たい人はいっぱいいるんですよ」って。
その人たちに私の手作り料理を食べてもらい、「能登って美味しいものがいっぱいあるね」と知ってもらったり、「能登の海ってこんなに透き通ってきれいなんだね。能登はすごいね」と、一人でも多くの人たちに魅力を伝え、能登に来てくれる人を増やしたいんですと熱弁したわけよ。
そこから急にいろいろ動き出して、当時の課長さんがここを見つけて紹介してくれました。
隣に民家が無い、駐車場もある。県道沿い。全部叶うのがここだった。

旅館業の簡易宿泊許可取得へ

おととしの夏、県の主催で農家民宿の体験セミナーがあって、営業許可のハードルが農家民宿だと低いらしいと聞き、勉強にはなるかな?と参加した。でも、よく聞くと農家民宿は1部屋1日1組限定。「いや、そりゃ困るわ」と。ライダーさんが県外から何組も来る日があるかもしれないし、単独のソロツーの子が何人か重なったらもうダメじゃん。
何回も何回も輪島に通って聞いて、やっぱり農家民宿はやめて、旅館業は難しいけど許可とるわ、と舵を切った。そこからまあ大変で、「これがあるんだ。だからみんなやらないんだ」って思い知りました。
カフェの飲食は許可が簡単なのね。私は調理師免許を持ってるし、手洗い場をフロアに付けなきゃいけないといった決まりさえ守れば取れる。ところが簡易宿舎は、消防法だとかめちゃめちゃ難しくて細かくて厳しくて大変。私はこんなざっくばらんな人間だから、細かいことが嫌いで、書いたり計算したりが「うわーっ」ってちゃぶ台返ししたい程だった。でも、「いや、ここで諦めるわけにはいかん」と思って、一口では言えないくらい、まあ頑張りました。だってせっかくこの物件も2年半探して、「ここだ!」と思ったわけだし。

写真と動画で能登の魅力をNSNにどんどん発信中

いま、フェイスブックでこの店の様子や海の景色を、どんどん発信してます。「朝日が海から上がってくるよ。きれいだよ」とか、いろんな写真を撮っては上げています。冬場はここから朝日が上がるのも夕日が落ちるのも見える。「どっちも見えるんだよ、ここは」って。それから富山の立山連峰。海越しに3,000メートル級の山々が見えるって、世界で3つしかないのね。ここはそのうちの1つなの。長野県の白馬山麓も、新潟の佐渡ヶ島も見えるんですよ。動画も撮って、「見て見て、このきれいな海」って海の透明度をムービーでも見てもらう。
そういうのをどんどんアップしてるから、みんながワクワクする。そして、「料理が増えたよ」とか「手作りのソーセージできたよ」と発信。
一度行ってみたくなるっていう、魅力があるらしいです。

料理メニューが破格な理由

料理もね、みんな悩んで「何がおすすめ?」って聞いてきます。「全部おすすめ」っていうと、「えー」って言いながら、「今日はこれ、これは今度来る時に食べよう。順番に食べていくわ」って、足を運んでくれています。
私は別に、儲けたいとは全然思ってないのね。儲けたかったらもっと値段も高くしてる。金沢で1200円とかで出してたパスタを、いま600円です。しかも、エビを使うアマトリチャーナとか、卵黄を使うカルボナーラとか、コストがかかっているものは本当は値段を上げなきゃいけないんだけど、面倒くさい。もういいや、いろんなものを食べてほしいしって、オール600円とかオール500円です。安いから、「あれも、これも」っていろいろ注文したくなると思う。
私は売上を上げたいんじゃなくて、ここを知ってもらいたい。ここで「居心地がいい」っていう雰囲気を作って、この店で癒されて欲しいんです。

リクエストに応え、黒板メニューが増えていく

30何年間料理をやってきたから、どういう仕込みをしてどう段取りしたらすぐ出せるのかをずっと全部経験して、もう体で覚えてる。それがあるから忙しさに対しても一人でできる。
だから私、品切れはなるべく作りたくないのね。余程その日にそれが出ちゃって、夕方に「ごめん、今日はもうそれないの」って日は仕方ないにしても、どんなに平日でも全メニューを出したいし、まだまだもっといろんなものを食べさせたい。
メニューがだんだん増えてったのは、それ。最初は黒板メニューが1枚だったのが、今3枚になっちゃった。メニューを入れ替えようかなと思っても、「来月もそれ食べたい」ってお客さんがいる。「あの絶品のバーニャカウダも出して」ともリクエストされてるし、冬になったらワインをブレンドして作るあったかいチーズフォンデュを出したいとか、もっといっぱいあるんですよ。

自分の味を発想。創作料理がいっぱい

オリジナルで料理を作るのが好きなんです。いろんなお店があるのに同じ料理じゃつまらない。いろいろ変えて試して、「これを入れたりこうしたら美味しいんじゃないか」と発想するのが好き。うちのメニューも料理名だけ見ると普通ですが、実は変わったものが多いんですよ。アサリが入るパスタのボンゴレには、バジルやチーズも入れたりして、少し違うんです。
とにかくこだわりたいんです。そして、イチから作りたい。ドレッシングやソースも市販の出来あいは使わず手づくり。ソーセージも羊の腸から詰めます。そして、できるだけ能登の食材。ここは素材そのものが美味しいでしょ。野菜、魚、豊富で美味しい。能登牛もある。それらを使って手づくりすると、本当に美味しい。デザートも手づくりです。
コーヒーには能登の海洋深層水。焙煎は長い付き合いの業者さんに「こういう味にして」ってお願いし、ぜんぶこの店独自の焙煎です。アイスコーヒーも、普通はアイスコーヒーって香りが立たないんですが、あえて香りのいい豆にし、香りを出すことにこだわっています。

この海に私が癒されたように、この店をみんなの癒しの場に

ここに来て、どんな暮らしかと言えば、もう癒されてるし、元気を貰えてる。 私がここに来た一番の目的は、私が癒されたくて来たの。今までさんざん大変な生活を送ってきたから、もう人生後半は癒されて生活したいわ、って。一番のベースはそこ。だから、1人でも多くの人に、私と同じように癒されて欲しい。ここで海を見て、癒されて、居心地のいいお店で食事をして欲しい。高価で美味しい料理なら他にあるけど、それが安くて美味しかったら、もっと満たされるでしょ。心もお腹も満たされて、精神的にも嬉しくなる。
セレブの人は来ないけど、庶民のたまり場に。「まったりできて、癒されて、居心地がいい」っていう感じを、一人でも多くの人に感じてほしい。

ピースの店名に込めた、安らぎとしあわせ

店名のピースは平和という意味だけど、それだけじゃなく、安らいだり、幸せな気分になったり、楽しんだり、ピースフルな気分っていう意味なのね。そして、「ライダーズハウス何々」じゃなく、あえて「ライダーズ・マリンベース」にした。ベースは本拠地。自分の第2の実家に帰ってくるみたいに、泊まる、食べる、遊ぶ、楽しむ。自分の基地みたいに過ごしてくれたらいいよ、って意味を含んでる。
私の思いに本当に共感してくれる人、同じように感じてくれる人が、一人でも多くなるといいな。そして、「能登っていいな」、しまいには「能登に移住したいな」って思ってくれる人もいるといい。でも実際いるわけよ。「ああ、もう、ここに引越してきたい!」って言う人もいる。「おいで、おいで!空き家いっぱいあるよ」って言ってます。

県道35号線を能登ツーリングの鍵に。「ルート35プロジェクト」

アメリカに有名なルート66って国道があって、その国道沿いに昔からの古いお店がいっぱいあって、そこが私の憧れ。だから、この店の内装もこういう古びた感じを出して、ロゴはここが県道35号線だから、ルート66号線をもじってルート35。
40数年前の能登ブームの頃に民宿だった建物を改装して、オールドアメリカンの感じを出したいから自分で塗って、剥げ感を出した。照明器具はネットで買い、電器屋さんに「これはここに付けて、これはここに」ってお願いしました。
床はフローリングをめくってわざと土間にした。これならお客さんが海から上がってビチャビチャの格好で入ってきても、「全然いいよ。海の家みたいなつもりで使ってくれていいよ」って言える。「こぼしても汚しても、何してもいいよ」って言っている。海に行って、あがったら美味しいモノ食べて、のんびりして、ビール飲んで。みたいな過ごし方をしてほしい。
私は最近個人的に、県道35号線を有名にしようと思ってるのね。「ルート35プロジェクト」。能登を走るどのコースからも35号線に来られるし、その35号線の真ん中にピースが位置している。
なんだけど、ほんと能登の人って、のんびりしてる。こういう所で育ってるから、「美味しくて当たり前、きれいで当たり前。環境がよくて当たり前」なんだよね。ちっとも興奮してない。「何言ってんの?!こんな所、他に無いよ!」って私たちが大騒ぎしてます。

ライダーたちはもとより、地元に愛される店に

うれしくてしょうがないの。やりたかったことがやれてるし。「一人で大変ね」って言われるけど、一人でやりたかったのね。自分のやりたいことをやりたいようにしたかったの。
夏はオープン直後だったのに、フェイスブックの力ってすごいね。うわーっと広まってお客さんが来てくれた。1組12~13人とかでライダーたちが来てくれたから、店内がすぐ埋まっちゃった。ぜんぶで40人くらいになった日は、すぐそこの堤防をカウンター代わりにして食べていた。
時間はかかってもいいから、口コミが一番大事と思ってる。人から人へ、信頼があって伝わる。「旨かった、よかったぞ」ってあの人から聞いたから来たんですってつながりを、大事にしていきたい。
あとは、夏にライダーが大勢来て、地元の人が来れなかった。「ライダーしかダメな店かな?」と思った人もいる。そうじゃないんですよってことも、口コミで今伝わってるみたい。来て下さる方も結構増えてきて、ありがたいです。地元の人から可愛がってもらえて、心配されたり、「美味しい」って言ってもらえたり。地元に定着して愛してもらって、初めて県外の人たちが安心して行ける店だと思う。

お客さんの要望で成長していく店

このテーブルは、夏は外に置いてあったんです。今は冬だから中に入れている。ハンモックも外にあった。お客さんが「こんにちは」って入ってきた声を聞いて、「はーい」って厨房から出たら、みんないない。店に入ったお客さんが後ろのきれいな海を見て、店内通過して海を見に行ってるの。そして、「外で食べるわー」って、海で自由に寛いでくれてます。
お客さんが重なって店が混んだ時に、「ごめんね、時間かかるわ。待ってもらってもいい?」って聞くと、お客さんのほうが「いいよいいよ、海行って遊んどるし」って、ゆっくりまったり待ってくれる。普通ならオーダーして時間が掛かったらイライラしますよね。それがここでは逆に、「1時間後でいいよー。先、泳いでくるわー」「あ、そう?今作り始めようとしてんけど、後にするか」ってこっちが拍子抜けしたり、そんな感じ。ネコと遊んでくれたりもする。

能登でますます若返り、パワーアップ中

私、金沢にいた時からこの性格は変わらないんだけど、金沢の友達がここに来ると、「さらにパワーアップしたな」って言ってくれる。「若返ってきたな」「ふつうは齢いくのに、減っていってないか?」「顔に“しあわせ感”が滲み出てるわ、お前」とも言われてます。
近所の人は、「金沢からこんな所に来て、さびしくない?」と心配してくれるんだけど、「だからいいの。ここは」って答えてます。それと、お客さんのほうが「こんなんじゃ儲からんでしょ、大丈夫?」って心配してくれる。みーんなが心配してくれる。「いいの、いいの。儲からなくて」って答えてる。

もっと遊んでもらえる場へ充実させたい

もし儲けが出たら、それはここの充実のためにどんどんフィードバックさせていきたい。海遊びの道具を買ったり、バーベキュー場、テラスも作りたい。そのうちキャンプ場も整備したい。やりたいことがいっぱいで、お金がどんだけあっても足らん。「じゃ、儲けないとダメやろ」ってお客さんが言うんやけど、値段は上げたくないんや。
この近くでは、サーフィンもできるんです。輪島・珠洲は冬は波が高すぎて危ない。冬はこっち側に波が入り込んでくるのか、白丸の辺りがちょうどいい波なんだって。お客さんが「ライダーの聖地かと思ったら、冬はサーファーの聖地だな」って言ってた。釣り人も良し。まさにマリンベース。この名前にしてよかったなと思う。
ウェイクボードもやりたい。そうすると、船舶の免許もとりたい。やりたいことがいっぱいある。
儲かるのをゆっくり待ってなんていられなくて、「早くしたい!」ってことが、とにかくいろいろあるんです。

(2017年2月インタビュー)

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