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やっとるよ

能登町 企業メッセージ

儲かる農業を実践しながら、
次世代の農業家を育成する。

農業

ワールドファーム

茨城県つくば市を拠点とする農業法人。国産野菜の栽培から加工までを一貫体制で行っている。2015年には能登町の耕作放棄地を再利用した農場が誕生。コンセプトの「儲かる農業」を実践しながら、日本の農業を支える担い手の育成にも力を入れている。

世界農業遺産に認定された能登は今、農業従事者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など多くの問題を抱えている。
そんな中で全国を股にかけ「儲かる農業」を実践する農業法人が、2015年の春より能登町で野菜を作っている。

「ワールドファーム」とはどんな会社ですか?

茨城や熊本、鳥取など全国17ヶ所の農場で野菜を栽培し、収穫した野菜を自社工場で加工し、販売しています。能登町にある石川農場ではおもにキャベツを作っています。農地は34ヘクタール。耕作放棄地を再活用する形で2015年に生産を始めました。

なぜ、全国で野菜を作っているんですか?

国産野菜の安定供給を目指しているからです。全国各地に農地を展開すれば、気候差や標高差を利用しながら一年を通して同じ野菜を栽培することができます。近年は気候変動による異常気象や農業従事者の高齢化、耕作放棄地の増加など、農業を取り巻くさまざまなリスクが増大しています。そうした危険性を分散するためにも、同じ野菜を全国で作るというリスクマネジメントが必要なんです。海外産に依存する農産物を国産に置き換えることができれば、安心安全な食生活を送ることができるはずです。

そのなかで能登町を選んだ理由はなんですか?

能登町には世界農業遺産にも認定された豊かな自然があります。それと同時に深刻な過疎化が進んでおり、農業従事者の高齢化や後継者不足によって耕作放棄地が増加するなど、能登の資源であるべき農場が十分活用されない状況となっています。放棄地拡大を抑制し、地域経済を活性化させるプロジェクトの一環として、石川農場は誕生しました。

新規就農者の育成にも力を入れているそうですね。

若者の就農を促進し、農作物の持続的な供給体制の確立を目指す。これは「ワールドファーム」の理念のひとつです。農業就業人口は年々減少し、平均年齢も60歳以上を推移。 給与や休暇など、魅力的な待遇を確保しづらいことが若年層の就農が進まない一因と考えられていますが、僕たちのコンセプトである「儲かる農業」を実践することで、他業種と比較しても遜色ない給与水準を保っています。全国に約70名いる従業員の平均年齢はおよそ30歳。分業による長時間労働からの解放や徹底した教育体制によって、若手社員も定着しています。

「儲かる農業」って何ですか?

農業就業人口の減少、高齢化、担い手不足、耕作放棄地の拡大など、日本の農業は大きな課題を抱えています。これらを解決するためには、新しい農業の形と、儲かる農業の実践が必要不可欠です。これまでの農業は、きつい、汚い、危険、稼げないという、いわゆる4Kと言われるものでした。それを「ワールドファーム」は、簡単、感動(感謝)、稼げる、家族のためという新しい4Kに変えることで、農業を成長産業として振興して行きたいと考えています。

具体的には?

工場を中心に農地を展開することで、農業の効率がアップします。たとえば自社工場で野菜を加工するさいは圃場の生育状況に合わせて工場を稼働することができたり、農作物を加工し流通させる一貫体制を整えることで労務コストの削減はもちろん、農場から工場への包装、運送コストも合理化することができます。また、自社工場を持つことで、天候に左右されない勤務体制、大企業に負けない待遇も実現できます。「儲かる農業」の実現によって農業就業人口を増やし、農作物を持続的に供給するビジネスモデルを全国に普及させたい。今後はより一貫した生産体制を整えるため、能登町にも工場を建てる予定です。

現在、スタッフは何名いますか?

僕を含めて4名です。Uターンしてきた地元出身者や、独立を目指して県外から移住してきた人まで、色々な人たちが集まっています。

どんなところに魅力を感じて入社しましたか?

農業法人という安心感。給与と休暇がしっかりもらえて、福利厚生も充実している。自分が想像していた農業のイメージとは良い意味でかけ離れていて、夢のある会社だなと感じました。同世代が多いから相談もしやすいし、のびのびとストレスなく働くことができる。未経験者に対して寛容なのもすんなり溶け込めた理由です。全国に支部があるので、自分さえ望めば色々な環境下で農業を学ぶことができるのも魅力ですね。

就農者の独立支援も行っているそうですね。

はい。新規就農者として独立を目指す人に対しては、野菜を購入してくれるクライアントを紹介したり、生産した野菜をワールドファームが買い取ったり、耕作地や農業機械を提供したり、さまざまな支援をしてくれます。そのほかにもインターンシップや農業体験など、次世代の農業者を育てる取り組みも随時開催しています。

安定した品質の野菜を供給するために始めた農業の6次産業化。
「儲かる農業」で農作物の国産化を推進する「ワールドファーム」が次に目指すのは、日本の農業を担う農業家の育成。この地で育った若き農業者が、能登の農業の未来を変える日はそう遠くないかもしれない。

羽根 秀範さん

1986年生まれ。能登町出身。マネージャー。
県外での生活を経て、地元にUターン。農業未経験ながら、求人情報の内容を見て興味を惹かれる。現在は4年目。石川農場のリーダーとして、農地の管理を任されている。

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