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まっとるよ

能登町 住民メッセージ

祭りは、準備と段取りが
まんで大事な事ねんぞ。

武藤 匠さん

1995年生まれ。松波出身。10代の頃から名古屋で働き始め、20歳のときにUターン。地元の祭り「松波人形キリコ祭り」をこよなく愛するナイスガイ。現在は建設業で働きながら、地域活動にも積極的に参加している。伝統芸能「唐獅子太鼓」の奏者でもある。1児の父。

なぜ、そんなに祭りが好きなんですか?

じつは名古屋に出たときは能登町に戻るつもりは一切なかったんです。それが成人式で同級生と再会したときに、こっちで暮らす仲間たちが楽しそうに見えて…。そのときに「一年以内にこっちに戻って暮らそう。そして、戻ってくるからには地元の行事には真剣に取り組もう」と自分の中で決めました。なので祭り以外にも、地元の青年会で季節ごとの行事の手伝いをしたり、唐獅子太鼓(松波の伝統芸能)を継承するためのイベントにも参加しています。

地元の祭りについて教えてください。

「松波人形キリコ祭り」は、キリコに人形を飾ってその出来栄えを競う、松波地区の夏祭りです。各町内のキリコが神社前に集合する「神迎え」から始まって、祭りのクライマックス「乱舞」まで一日かけて行われます。

いつ頃から祭りの準備に取り掛かるんですか?

6月の終わりから約1ヶ月。人形の制作や衣装の仕立てなど、町内のあらゆる人の手を借りて祭りは作り上げられます。

これまでの祭りで一番印象に残ってることは?

Uターンした最初の年。キリコに乗せる蜘蛛の人形を自分一人の手で作りました。深夜まで作業することもあって大変だったけど、キリコに乗せたときはグッとくるものがありました。

毎年どんな思いで祭りに参加していますか?

学生のときはただ参加するだけで楽しい思い出しかなかったけど、社会人になってからは色々と責任を感じるようになりました。本番当日はがむしゃらにキリコを担ぎたいのが本音。でも、人手不足なので笛を吹いたり、キリコを担ぐ子たちを集めたり、祭りを盛り上げるためには自分自身を犠牲にすることも必要だということを学びました。

どんなときにやりがいを感じますか?

いかに自分自身がやりがいを感じられるか。Uターンしてからずっとそんな気持ちで、自分にできることを続けてきました。そのおかげで人との繋がりも増え、年の差や立場を気にせず大人たちと真正面から話せるようにもなりました。「お前がおらんとキリコ動かんわいや」なんて言ってもらえるようになったのも、そうした経験の積み重ねだと思っています。

今年から副組長になるそうですね。

はい。副組長は町内のキリコを仕切る組長の補佐的な役目。群衆や家屋など色々なところに気を配ってキリコを先導します。祭りの最中はお酒を控えたり、キリコを担ぐことができないのが辛いですね…。

ほかの地区の祭りについてはどう思いますか?

どこの地区も人手不足なので、他の地区の祭りの手伝いに行くことがよくあります。そんなときに感じるのは「本来は自分たちの集落だけで成立させるのが理想だけど、これからの時代は祭りそのものを継承していくためにも集落同士の助け合いが必要かもしれない」ということ。ただ、地区によって風習やルールも違うので、そこらへんは尊重していかなくてはいけないと思います。

祭りのどんなところを見て欲しいですか?

源平合戦や戦国時代の名場面を人形で再現したオリジナルなキリコ。太鼓や笛と掛け声に合わせて男たちが暴れまくる乱舞。祭り自体の見所は色々とあるけど、やっぱり一番は町内のじじばばたちに、祭りに対して真剣に取り組んでいる姿を見てもらうこと。この町の伝統や文化がしっかりと受け継がれている。そんなところを見て欲しいです。

最後にこれからの目標を教えてください。

いつかは総組長として祭り全体を取り仕切り、祭りの最後に胴上げをされたい。まだまだ長い道のりですが、これからは自分たちが引っ張っていくつもりで「松波人形キリコ祭り」を支えていきたいです!

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