マイスターズマーケット@天領庄屋中谷家が開かれると聞いて出掛けました。
能登町内での開催は今回が初めてです。
能登里山里海マイスターとは、金沢大学が持続可能な地域社会の実現を目的として、能登を中心とした45歳以下の若者を対象に行っている人材育成プログラムです。受講は1年間で、珠洲市にある旧小泊小学校を利用して隔週土曜日に開講されています。
(金沢大学地域連携プロジェクト能登里山里海マイスター育成プログラム紹介サイト http://www.crc.kanazawa-u.ac.jp/meister/)
マイスターズマーケットは週末含めた4日間で行われました。
訪れた日は、草木染めの糸を使って作った加賀ゆびぬきやクロモジの精油、草木で染めた毛糸や手ぬぐい、また、1本で美しく燃える炭など、地域資源を活かした様々な製品が並んでいました。
「草木で染めた糸やストールってこんなに淡く暖かい色だったんだ。」見ているだけで穏やかな気持ちになります。
1本で燃える炭。「炭って1本でも燃えることができて、それはこんなにきれいなものなんだ。」
クロモジは奥能登の林の中にも生えている木。大きな木ではないので、林の中では存在感はないようですが、その精油の香りは会場中に広がっていました。
奥能登は地域資源が本当に豊富です。しかし、一つの資源の採取量が少ないものが多いため、昔も今も手作業で資源が活かされています。それらに里山里海マイスターたちの新しいアイデアや技術が加わって、美しく個性的な作品ばかりでした。
中谷家のゆったりとした雰囲気と、作品たちが出す優しい雰囲気がよく合っていて、とても心地よい空間でした。
週末には出店者も増え、体験ワークショップが行われるなど、とても賑やかだったようです。
(能登里山里海マイスターネットワーク Facebook https://www.facebook.com/notosatoyamasatoumimeisternetwork/)
来年はどういったマイスターズマーケットが行われるか楽しみです。